148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【うつと読書】今までの自分から生まれ変わりたい!選んだ本3冊

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【何を読んでいいかわからない】

「何を読んだらいいのかわからない・・・」

 

本棚を前に、

私はどの本を手に取ったらいいか

悩んでいました。

 

うつの症状が少しやわらいできた頃。

私は図書館にいました。

 

 

思えば前に図書館に来たのは

娘があかちゃんのころ・・・

 

あれから数年。

 

忙しさを理由に、

読書や図書館からずいぶん長いこと

遠ざかっていました。

 

しかし。

 

本棚を眺めてみるも、

まったくピンとこないのです。

 

 

 

そのときの私は

まだ「一万円選書」を知りませんでした。

 

 ↓「一万円選書」について詳しくはこちら

148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

「うつの世界にさよならする100冊の本」にも、

まだめぐり合っていませんでした。

 

↓詳しくはこちらをどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

【読書をきっかけに、あたらしい一歩を踏み出したかった】

ネットで「うつの人におすすめの本」を検索して

何冊か読みました。

 

しかし当たり前と言えばそうなのですが、

こころやうつ病に関する本がほとんどでした。

 

うつ病の知識は増えていきました。

けれど、

同時に私のきもちは沈んでいきました。

 

 

私は、

うつから少し離れたかったのです。

 

うつ以外のことも

考えてみたくて、

 

新たな人生の一歩を

踏み出すきっかけがほしくて

 

そのきっかけをくれる本を

ずっと

探していたのです。

 

【若い人に贈る読書のすすめ2018】

そんなとき、

ふと目に入ったパンフレットがありました。


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公益社団法人 読書推進運動協議会

 

 

新たな一歩を踏み出したフレッシュなあなたに」

というフレーズが、

 

「読書をきっかけに、新しい一歩を踏み出したい!」

 

という私の気持ちとぴったり重なったのです。

 

パンフレットを開いてみると、

  • 小説
  • エッセイ
  • ルポ
  • 新書

様々なジャンルの本が

なんと24冊も紹介されていました。

 

どの本も全然読んだことがありません。

 

今までの自分なら

絶対手に取らないような本ばかりでした。

 

 でも私は

「今までの自分から生まれ変わりたかった」

のです。

 

 

だから、

そのパンフレットの誘いに

のってみることにしました。

 

【下をむいていても、良いことはみつかる】

今思うと、

よくこのパンフレットを見つけたなと

思います。

 

当時は

とにかく人に会うのがこわかったので、

常にマスクかメガネをし、

視線は下向きでした。

 

でも下を向いていたからこそ、

パンフレットが見えたのです。

 

 

【人生をちがう視点からみれるオススメ本】

このパンフレットは私に全く新しい本

紹介してくれました。

 

その中から

特におススメの本3冊を紹介します。

 

1冊目:10年後、君に仕事はあるのか?

 

「正解な会社」なんてあるわけがない

 

遊びは情報編集力を育む

 

大人の学んでいる姿こそが子どもにとっても最高の教材

 

もっと間違っていい、

叱られていい、

失敗していい

 

(「10年後、君に仕事はあるのか?」より引用)

 

著者の藤原和博さんは

東京都内初の民間校長をされていた方です。

 

藤原和博の[よのなかnet]

 

おとなになって仕事して家族ができて・・・なんて、

いつの間にか固定概念化していた人生像を、

がつんと壊してくれました。

 

うつ病になって

今までの人生すべてが間違っていたような

気持ちになっていました。

 

でも

そもそも正解な会社なんてない。

 

そのときの私にとって、

たまたま合わない場にいただけ

それだけだったんだ。

 

この本を読んで、

そう思うことができました。

 

さらに

これからの未来に向けて

子育てのヒントも、

この本からもらうことができたのです。

 

 2冊目:僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

山中伸弥さん、羽生善治さん、是枝裕和さん、山極壽さんの

挫折したときの話を紹介した本です。

 

偉大な成功をされている方々も、

試行錯誤した日々や

たくさんの失敗があった・・・。

 

その事実をしると、

失敗は悪いことじゃない、

そう思えてきます。

 

3冊目:大人のための社会科

4名の社会学者が

12キーワードから日本社会をみて

考えたことが書かれている本です。

 

共通のニーズとは・・・

公平とは・・・

勤労とは・・・

 

学生の時はただ覚えるだけだった言葉も、

実際に自分がおとなになってから見ると、

全然違うものに見えてきます。

 

あらためて12のキーワードから

日本社会をみていくと、

 

「自分」と「社会」が確かにつながっていることを

はっきり感じられます。

 

 

 【あたらしい読書人生がはじまった】

 

 この3冊を読んで、

私は衝撃を受けました。

 

いままでの考え方に

風穴をあけられたような、

そんな感じがしたのです。

 

どんなにがんばっても

物事をひとつの方向からし

みれなかった私に

 

「こんな見方もあるよ」

「こっちからも見てみると、おもしろいよ」

 

と教えてくれた本。

 

 

 

ここから

私のあたらしい読書人生が

はじまったのです。

 【今回紹介した本はこちら】

10年後、君に仕事はあるのか? 未来を生きるための「雇われる力」 [ 藤原 和博 ]

 

 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) [ 山中 伸弥 ]

 

大人のための社会科 [ 井手 英策 ]