148センチの日常

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【うつ症状と私11】心の具合が悪いときも受診していいんだと、初めてわかった

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今回はのおはなしは

【うつ症状と私10】からの続きです。

 

↓【うつ症状と私10】はこちらをどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

【精神科ではなく心療内科を受診したワケ】

精神科に電話をかけるのが

こわくてこわくて、

しかたありませんでした。

 

ネットで調べたところ、 

通える範囲の精神科

いくつかありました。

 

しかし

受診には予約が必要

とびこみの受診は難しい様子・・・

 

ネットでは予約はできません。

 

電話で確認することや

話す文章を書き出して、

意を決して精神科に

電話をかけました。

 

臨機応変に話せる力は

なくなっていましたので、

電話するのにメモは必須でした。

 

電話をかけ、メモを頼りに話します。

受付の方の淡々とした声に、

すでにおびえる私・・・

 

多分、受付の方も

普通の声で話されていたと思いますが、

当時の私にはもはや

まわりはみんな恐怖でした。

 

そしてわかったのは

最短予約でも

2週間後の予約になること。

 

 

しかしそこまで待てる

余裕はありません。

 

自宅から行ける精神科に、

もう1件かけてみましたが、

さらに予約日が遠のく始末。

 

そこで

精神科だけでなく、

心療内科も探しました。

 

すると、

予約なしでみてくれるところが

近くに見つかりました。

 

その心療内科

内科・心療内科併設のクリニック

基本内科の医師なのですが、

 

軽度のうつ病は治療可能

という先生でした。

 

「精神科じゃなくても大丈夫かな…」

「ちゃんとみてもらえるのかな」

「予約なしでいいって、怪しくない?」

 

などなど、

正直、不安だらけでした。

 

しかし、

とりあえず診断書を

もらわなければなりません。

 

選択の余地はありませんでした。


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【どの病院にかかるかではなく、どの医師にかかるかが大事】

結果的にはそのクリニックに

今も通院していますし、

私の症状は良くなっています。

 

看護師として働いていたからこそ、

正直

大きな病院にかかることよりも、

どの医師にみてもらうかの方が

大事だと痛感していました。

 

今かかっている心療内科の医師は

処方する薬の効果、

副作用もしっかり説明してくれ、
なぜその薬を処方するのか

教えてくれます。

オヤジギャグも飛び出しますが、

人間味のある先生です。

 

心療内科なので

精神療法はありませんが、

メリットもあります。

 

内科の医師なので、

発熱や吐き気などのときも、

合わせてみてもらえます。

 

なにより

「ここに通ってみよう」

と決められたのは

初診のときに医師から言われた

この言葉でした。

 

「いつまでに治るとは言えないのが

申しわけないですが、

必ず良くなります。

 

良くなるまでには、

つらい時期がまたきたり、

良くなったりを繰り返しながら、

だんだん良くなっていきます」

 

医師からはそう言われました。


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【初診したときのこと】

初診にはひとりで行きました。

 

診察室ではずっと泣いてしまい、

一生懸命、

経過を話した記憶があります。

 

細かい話の内容は覚えていませんが、

30分以上、

話していたと思います。

 

初診のときは

ベースになる抗うつ剤1種類、

頓用の抗不安薬1種類、

不眠だったので、睡眠導入剤1種類を

処方されました。

 

抗うつ剤を飲み始めると、

副作用で吐き気がでやすいけれど、

飲めそうなら続けてほしこと、

ダメなら受診して相談してほしいこと、

 

抗うつ剤は効果が出てくるのに

最低でも2~3週間はかかるので、

その間は抗不安薬を飲んで対応してよいこと、

 

つらくてどうしようもないのだから、

薬を飲んでもよいのだし、

仕事を休んでいいこと、

 

これらを説明してくれました。


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【具合が悪かったら病院にかかる、それは心の具合が悪いときも同じこと】

受診するまでは

「これで人生終わった。

私は、本当に役立たずになったんだ。

その証明書をもらいにいくんだ」

と思っていました。

 

診断書を職場に出さなければいけない、

という義務感がなかったら、

こんな状態になってもなお、

受診はしなかったでしょう

 

でも変な話ですが、このときばかりは

診断書を出さないといけない、という

真面目な私がいたから

受診できたとも言えます。

 

受診するまで、精神科や心療内科

「自分は役立たずで、生きている勝ちはないと、落第点をもらいにいくところ」

だと思いこんでいました。

 

でも、

そうではありませんでした。

 

熱が出たり、吐いたり、

体の具合が悪かったら受診しますよね。

 

それと同じで、

心の具合が悪いときに受診するのが

精神科や心療内科であって、

 

体の具合が悪くなったときと同じように

心の具合が悪かったら、

精神科や心療内科を受診していいんだ

と、やっとわかりました。

 

【病気はなろうと思ってなれるものではなく、自分のコントロールを超えたところにあるもの】

「なんで病気になったんだ!?」

「あなたがもっとしっかりしていれば、こんな心の病気になんてならなかったんだよ!」

 

受診したら、

そんな風に責められると

思いこんでいました。

 

でも、そのあと色々な本を読み、

あらためて

 

“病気は、

なろうと思ったときになれるものではない、

自分のコントロールを超えたもの”

 

であることを知りました。

 

看護師なのに

そんなことも知らなかったのか!

と言われそうですが、

 

ちゃんと自覚していなかったのは

確かです。

 

仕事として看護師をするのと、

自分や家族の看病をするのは

やっぱりちがうのです。

 

病気になりやすい生活スタイルは

確かにあります。

 

だからといって、

その生活スタイルをしていても

病気にならない人もいます。

 

病気になるかならないかは

自分では決められないものなのです。

 

だから、

病気になった自分を

責め続ける必要はありませんし、

 

体がつらいときと同じように

心が苦しくてつらいときは、

受診していいのです。

 

「なんで病気になったんだ!?」

なんて責めてくる病院だったら、

別の病院を探せば良いのです。