148センチの日常

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【完璧な人間はいない、だから】大きすぎる自分への期待は「妥協」する

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 【自分への大きすぎる期待に押しつぶされる前に】

「今の自分じゃだめだ。」

「変わらなくちゃ。」

 

うつになる前の私は

常にそう思って仕事をしていました。

 

異動してから何か月も経つのに

全然仕事に慣れず、

やればやるほどミスが続きました。

 

「自分はなんて仕事ができない人間なんだ」

「もっとがんばらなきゃ。できる人間にならなきゃダメだ」

 

毎日毎日、

自分を自分で責めました。

 

その気持ちのウラには

「自分はまだまだ、できるはずだ」

という自分への大きすぎる期待が隠れていたのです。

 

 自分で言うのもなんですが、

私はとっても真面目人間です。

 

しかし真面目であればあるほど、

自分への期待はふくれあがります。

 

ふくれあがった期待は

自分を押しつぶし、

責めつづけます。

 

私のうつ病の原因のひとつは、

大きすぎる自分への期待でした。

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【自分への期待は「妥協」していい】

だから、この本に書かれていた言葉は

ちょっと衝撃でした。

 

自分への期待の妥協 が

必要なのかなという気がします

 

ネガティブ思考クィーンからの脱出みたいな期待を

ちょっと もう 妥協しちゃって

折り合っちゃって

 

ネガティブはネガティブでいいじゃないか みたいな・・・

 

(中略)

一体どういうふうにすると 

ありのままを受け入れられるんですか?

って聞かれます

 

何もしなくていいってことなんです

 

(中略)

ブツブツ言いたかったら言えばいいんです

ムカつく時は ムカついてたらいいんです

 

(「それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門 」より引用)

 

 えっ、

自分への期待って

妥協していいんだ!!

 

と、

全然妥協してこなかった私は

衝撃を受けました。

 

この本は

怒ってもいいし

ブツブツ文句言ったっていい、

と言うのです。

 

つまり、

自分が感じた「感情」は

感じるまま受け入れていい

と言い切っているです。

 

そもそも「感情」

人間なら誰しもが自然と持っているものです。

 

うつ病の症状も感情を感じる力が乏しい、

もしくは「哀」しか感じられない状態は

うつ病の症状の1つです。

 

むしろ

感情を感じられない状態のほうが

あぶないのです。

 

 

↓詳しくはこちらの記事をどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

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 【完璧な人間は、いない】

 

自己肯定感が低い人(=ネガティブ思考の人)は、

「自分だけがダメだ」という気持ちが強いので、

 

「自分以外の人にも、ダメなところがあるかもしれない」と思いにくいのです。

 

(中略)

 

しかし、実際には、

人間に「完璧」はないのです。

 

(「それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門 」より引用)

 

 

今思うと、完全な思い込みなのですが、

 

うつ病になる前の私は

 

「私は完璧な人間でいなければ価値がない」

 

と思い込んでいました。

 

 こうなると

まわりがいくら「完璧な人間なんていないよ」と本人に伝えても、受け入れられません。

 

しかし同じ言葉でも

本で読む言葉は

素直に聞き入れられる

のです。

 

それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門 [ 細川 貂々 ]

 

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【本の言葉は、素直に聴ける】

完璧な人間はいないことを教えてくれる

オススメの小説が1冊

あります。

 

戸村飯店の兄弟・ヘイスケとコウスケのコンビによる、青春グラフティです。

 

弟からみると

容量良く生きているはずの兄は、
人生の大迷路にはまっています。

 

兄からみると

誰からも好かれているように見える弟は、
兄へのでっかいコンプレックスを抱えながら

生きています。

 

弟、兄と交互に語りがかわりながら、

物語は進んでいきます。

 

読み終えたときには、きっとあなたも

「ホントだ、

完璧な人なんて

この世にはいないんだな」

心から思えるようになるでしょう。

 

人のアドバイスは、押しつけがましいときもあります。

 

でも本はちがいます。

 

本には

あなたを支える言葉が

たくさんあふれています。

 

「完璧にならなきゃ」と苦しい思いをしているあなたへ、

 

この2冊の本を贈ります。

 

【今回紹介した本はこちら】

それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門 [ 細川 貂々 ]

 

戸村飯店青春100連発 (文春文庫) [ 瀬尾 まいこ ]