148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【自分のままで役にたつ】役に立てないとなげくより、縁のあるものに飛びこんでいこう

スポンサーリンク


f:id:koyukiusagi:20200315114047j:image

 

【無力感と虚無感にのまれそうな自分】

こんにちは、

こゆきうさぎです。

 

新型コロナウイルスによって

医療現場の疲弊が

極限以上になっています。

 

あちこちで

悲痛な叫び声が聞こえていて、

 

プライベートな時間もなく

大切な人にも会えず、

 

自分の命を

危険にさらしながら

働き続けている人が

たくさんいます。

 

 

けれど

わたしが嘆いても

悩んでも

なんにもならなくて、

 

なんの役にも立たない

そんな自分は、

なんなのだろうと

 

無力感

虚無感

いくつも渦になって、

心のなかに在りつづけています。

 

【わたしのまま役に立ちたい気持ち】

でもまた、

こうも思うのです。

 

わたしは「わたし」のままで

役に立っていきたいと。

 

 

今までのように

求められる「枠」に

 

自分を折り曲げて

無理矢理はめこんで

生き続けるのは

もう、やめました。

 

わがままかもしれませんが、

わたしはわたしのまま

そのままで

人の役に立っていきたいのです。

 

【わたしを支えるもの すーちゃんの人生】

「すーちゃん」を主人公にした

益田ミリさんの

マンガシリーズがあります。

 

先日、そんな

5作目のすーちゃんシリーズを

読みました。

 

ひとり暮らしの主人公・すーちゃん

「わたしを支えるもの 

すーちゃんの人生」で

40歳を迎えました。

 

しかし40歳を向かえても、

「どう生きていくか」が

何も見えない日々に、

 

すーちゃんのは

むなしさを感じる一方です。

 

すーちゃんは

保育園の調理員として

働いているのですが、

 

よくしてくれていた

園長先生の奥さん

みどり先生が

 

病気のため

飲み込みが悪くなって

しまいました。

 

ゼリーのような流動食が

口に合わず、

食がすすまないみどり先生。

 

「食べることが大好きな

みどり先生に、

おいしく食べられるものを

作りたい。」

 

すーちゃんはそう思います。

 

「スープを作ってみたら

どうだろう?」という

知人からのアドバイスをもとに、

 

さっそく

スープのレシピ本を見ながら

作っていくすーちゃん。

 

そして

みどり先生にスープを

届けた翌日、

園長先生(みどり先生の旦那さん)が

話しかけてきました。

 

園長先生

「よし子先生(すーちゃんのこと)

昨日はありがとう」

 

すーちゃん

「園長先生

おはようございます」

 

園長先生

(みどり先生)今朝もね 

ペロッとスープ2杯飲んでね

 

すーちゃん

「ホントですか!!

 

(中略)

 

わたしにも

できることがあって

うれしいです。

 

(「わたしを支えるもの すーちゃんの人生」より引用)

 

【人の役に立つよろこびは、自分も人も救ってくれる】 

すーちゃんは

「すーちゃん」のまま、

自分のままできることを

ちょっぴり工夫して、

 

おいしさを感じるよろこび

食べるよろこびを

みどり先生にもう一度、

思い出してもらうきっかけを

作りました。

 

どんな人生を歩んでいても、

いくつになっても、

“人の役に立てた”という

よろこびは、

 

他人だけでなく、

自分をも救ってくれることも

すーちゃんは身をもって

教えてくれたのです。

 

【自分の中から人の役にたつものを見つけるのは、正直しんどい】

しかし、自分のままで

人の役にたつことを

見つけるのは

とてもしんどい作業です。

 

なぜならそれは

自分の内側にもぐって、

 

自分と向きあう作業に

他ならないからです。

 

自分と向きあうなかでは

自分のいい部分だけでなく

イマイチな部分をも

見つけることになります。

 

これはとても

しんどいです。

 

けれど、

イマイチな部分も

 

見方やり方をかえれば

「人の役にたつもの」に

変わる可能性も

ゼロではありません。

 

自分の無力感や虚無感に

押しつぶされて

しんどくなるよりも、

 

同じ、しんどくなるならば

自分のできることと

できないことを見つめて

しんどくなる方がいい

わたしは思います。

 

【なげくよりも縁のあったものに飛びこんでいく】

そして考えているだけでは

できることもできないことも

役に立つことに変えることは

難しいです。

 

ではどうしたらいいのか?

 

あれこれ考えつつ、

縁のあったものを

どんどんやっていくことです。

 

考えていても動かなければ

なにもないのと同じです。

 

無力感や虚無感をいだき

毎日なげいていても 

心がどんどん

闇に沈んでいくだけです。

 

そのままでは

自分どころか

誰も救えません。

 

役に立てないとなげくよりも

縁のあるものに

飛びこんでいこう。

 

すーちゃんの人生を思い出し、

現状をなげくことを

まずはやめようと思った

わたしでした。

 

ではまた。

 

【今回紹介した本はこちら】