148センチの日常

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【ほほ笑みの効用】ふしぎなバイオリンの奏でるカラフルな音は、人生を笑顔にする

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【本は休校中の強い味方】

こんにちは、

こゆきうさぎです。

 

学校が休校になり

1か月が経ちました。

 

学校はないけれど

時間はたっぷりある

そんなときは読書がうってつけです。

 

 

わたしの住んでいる地域では

図書館は開館しているため

週1回、

本を借りにいっています。

(その後、新型コロナウイルス対策のため、

一時閉館になりました。)

 

今回紹介する本は

小1娘の読み聞かせ用に

借りたなかの1冊です。

 

【ふしぎなバイオリンの奏でる“音”が目にみえる本】


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【ふしぎなバイオリン】

クェンティン・ブレイク文絵

たにかわしゅんたろう訳

1976、岩波書店

 

残念ながらこの本は

現在書店では取り扱いがないようです。

(2020年4月現在)

 

しかし!

それでも紹介したい!本

それが「ふしぎなバイオリン」です。

 

この本を蔵書している図書館では

ぜひ表紙が見えるように

飾ってほしいなと思います。

 

背表紙はあっさりしていますが、

表紙を見るだけで

とても楽しそうな空気感が

伝わってくるからです。

 

ページをめくるたびに

バイオリンの奏でるふしぎが、

カラフルな色づかい

次から次へと広がります。

 

【本のなかにあふれる笑顔は、読者までも笑顔にする】

本に登場する人たちの顔は

とてもシンプルな線で描かれていて

 

しかもほとんどの人はいつも、

ほほ笑みを浮かべています。

 

気持ちのすさみやすい今、

ページをめくるたびに目にする

登場人物たちのやわらかなほほ笑みは、

読んでいるわたしたちに

やさしさをプレゼントしてくれます。

 

カラフルな“音”の絵や、

登場人物たちのほほ笑みは

知らず知らずのうちに

わたしたちをも笑顔にしてくれるのです。

 

【ちょっとムズカシイ日本語たちの登場】

この本のなかには

今ではあまり聞かれなくなった日本語が

ちょこちょこ登場します。

 

  • なけなしのぎんかをはたいて
  • やどなし
  • めうし
  • いかけや

などなど・・・

 

最後の“いかけや”は

わたしもわからなくて、

辞書をひきました。

 

鋳掛屋(いかけや)

 

なべ,など銅器の破損した所を同質の金属,またははんだで修理して歩く渡り職人。17世紀以降,鋳物師(いもじ)から分かれて専門化した職人である。

 

(株式会社平凡社・百科事典マイペディアより)

kotobank.jp

 

小1の娘にはその都度、

言葉の意味を補足をしながら

読み聞かせしました。

 

ただ、そのまま読み通しても

話は理解しただろうと思います。

 

「ふしぎなバイオリン」

というお話なので、

 

言葉の意味はあえて補足せず

そのまま言葉のひびきを

「不思議なひびき」のまま

味わってもよかったかな、と

 

読み終えてちょっぴり後悔しました。

 

というわけで、もしお子さんに

「ふしぎなバイオリン」を

読み聞かせるときは

 

わからなそうな言葉が出てきても、

意味を補足せずに

読み通してみることを

オススメします。

 

ただし、

お子さん自身がさいしょから

言葉の意味をたずねてきたり、

2回目以降の読み聞かせの場合は

 

言葉の意味を補足してみても

いいかもしれません。

 

【本「ふしぎなバイオリン」に出会えたあなたはラッキー】

本のふしぎなところ、それは

どんなにすてきな本でも

絶版になるときがあることです。

 

調べたところ

この「ふしぎなバイオリン」も

そのなかの1冊の様子。

 

だからもし図書館や古本屋さんで

「ふしぎなバイオリン」を

手に取ることができたあなた

とってもラッキーです。

 

だってその本は

めったに手に入らない

宝物のような1冊なのですから。

 

そしてもし図書館で宝物本

「ふしぎなバイオリン」に

出会えたときは、

 

次に読むひとにも

その宝物を手渡して

味わってもらえるよう、

 

たいせつにページを

めくってみてくださいね。

 

ではまた。

 

【今回紹介した本はこちら】


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【ふしぎなバイオリン】

クェンティン・ブレイク文絵

たにかわしゅんたろう訳

1976、岩波書店