148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【ゆっくり自分を休ませる】一万円選書の1冊と、ともに過ごす1日

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【静かに過ごす日が必要なとき】

本日は

「静かに過ごそうデー」です。

 

いつもにもまして、

ゆっくり過ごしています。

 

「静かに過ごそうデー」が必要なときが、

時々おとずれます。

 

悲しかったり、

寂しかったり、

うまく壁が乗りこえられなかったり、

きっかけは色々です。

 

お薬が必要なときもあります。

 

一方では

わんわん泣いて

昼寝して

メディアを閉じて過ごしていると、

よくなることもあります。

 

こんな日は

動きもスローになります。

 

特に変化を感じるのは

階段をのぼるときです。

 

太ももが上がらないのです。

 

 

でも今では

「ちょっと今日は静かにすごそうぜ」

という自分からのサイン

キャッチできるようになりました。

 

だいたい回復には

1~2日くらいかかります。

 

でもどん底」の深さ

確実に浅くなっています。

 

【「あのとき」を思い出す本】

ゆっくり自分を休ませる日に

ぴったりの本があります。

 

先日、一万円選書で選んでいただいた

こちらの本です。

 

きみはいつおとなになったんだろう 

 

あのときかもしれない

 

(「深呼吸の必要」より引用)

 

自分にもあった「あのとき」

これからこどもにも訪れるだろう「あのとき」・・・

 

誰もが知らないうちに

通り過ぎてしまった「あのとき」が、

書かれている本です。

 


こうやって、少しずつ、おとなになっていくんだな。

こうやって少しずつ、私もおとなになったんだな。

 

まさに

「たちどまって深呼吸するための本」

です。

 

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【自分の中にある「自分」を思い出す】

今まで

「自分には何もない」と

思い込んでいました。

 

うつが少しずつ良くなる中で

何かしようとしても、

自分が何を好きなのか

わからなかったからです。

 

 そんな中で

プロフェッショナルという番組をきっかけに、

「本を読むことが好き」なことを

思い出しました

 

↓詳しくはこちらをどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

自分が好きなものは

新たに作らなくてよかったんです。

 

だってもうそれは、

自分の中にあるから。

 

それを思い出すきっかけさえあれば、

よかったんです。

 

「自分には、もう自分がある」

 

おとなになる道のりの中で、

自分の中にあった自分を

少しずつ置いてきてしまっただけなんです。

 

だから、

もうある自分を思い出せばいいんです。

 

それを思い出させてくれるのが、

深呼吸の必要」という本です。

 

 

文庫の最後には

小川洋子さんによる解説があります。

 

この本すごいですよ、

とただ褒めるのではなく、

 

深呼吸の必要」という本が

今なぜこの世の中に必要なのかを、

 

鋭く、愛にあふれた言葉で

解説されています。

 

【息子にも少しずつ「あのとき」はおとずれている】

小5の息子

声変わりを迎えました。


あの高くてツンツンした声は

もう、聞けないのかあ…と

寂しくもあり、

 

成長したな、と

嬉しくもあり・・・

親心はフクザツです。

 

考えてみると、

息子のなかにも「あのとき」が

いまもなお、

少しずつ増えていっているわけです。

 

そう思うと、

「今」という時間が

とても大切に思えてきます。

 

息子の18歳成人まであと8年。


こどもの旅立ちを応援できるよう、

ちょっとずつ、

気持ちを整理していきたいと思います。

 

【今回紹介した本はこちら】

深呼吸の必要 (ハルキ文庫) [ 長田弘 ]