148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【この世とわたしをつなぐ糸を断ち切る、その前に】この本を読んでからでも、遅くはない。

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【いなくなるその前に、本を1冊読んでみてほしい】

こんにちは、

こゆきうさぎです。

 

「この世から消えたい」

 

「いなくなりたい」

 

そう思ったことは

1度や2度ではありません。

 

その気持ちを

抱えたまま生きるということは、

 

身体は生きていても、

 

こころは

深い闇の中を

あてもなくさまよっています。

 

自分で自分を

あの世にいかせる以外には、

 

どんなときに

どんな方法で

いつあの世にいけるか、

誰にもわかりません。

 

でもまだこの世から消えるまで

時間が残されているなら、

 

いなくなるその前に、

読んでみてほしい本

あります。

 

【逃げているようにしか見えない「わたし」、でも・・・】

ある出来事がきっかけで

学校に行けなくなってしまった

主人公・こころ。

 

ある日

こころの部屋の鏡が

突然光り出し、

こころは鏡に吸いこまれます。

 

そして鏡のなかで

こころが見たものとは・・・。

 

自分ではそんなふうに

考えたことがなかったけれど、

 

こころは確かに、

闘ってきたつもりだった。

 

殺されないために、

今だって学校に行かないことで

闘っているつもりだった。

 

 (「かがみの孤城」より引用)

 

いついかなる世界においても、

オトナも子どもも

だれも彼も、


自分を守るために

自分なりの方法で

必死に闘っています。

 

他人からみたら

逃げているようにしかみえなくても

です。

 

学校に行けてないし、

勉強していないし、

 

一日、寝ていたり、

テレビを観ているように

思われていて、

 

最近は

外に遊びに行っているようにも

誤解されていて。

 

(中略)

 

そんなこころを

それでも「闘っている」

言ってくれるのか。

 

 (「かがみの孤城」より引用)

 

うつになり、

仕事には行けてないし、

 

1日家に閉じこもって

なんとか生きている。

 

うつなら

外になんて出られないはずだ

 

家にいるのだから

家事くらいできるだろ、と

そんな風にも思われている・・・

 

そんな「わたし」を

「かかみの孤城」という本は

なまけていると責めたてずに

 

「闘っている」と、

言ってくれるのです。

 

【まだ見ていないこの世をみてからでも、あの世にいくのは遅くない】

学校を休むことで

主人公・こころは

悪意と「闘って」います。


主人公・こころの、

かなしいとか

こわいなんていう言葉では

表現しきれない心模様が、

 

まるで
自分がこころになったかのように、


読んでいるわたしの心の中に

こころの声が

響いてくるのです。

 

人は

悪意から自分を守るために

自分なりの方法で必死に

闘いながら、生きています。

 

悪意のそとに居る人

その闘い方を

正しいとか正しくないと

決めつける権利は、

 

どこにもありません。

 

そして、

どんな場所に生きていても

同じ言語が話せても、

わかりあえない人というのは

いるのです。

 

けれど

わかりあえる人も、

この世のどこかに

確かにいます。

 

だから

この世とわたしをつなぐ糸を

断ち切るのは、

 

まだ見ていないこの世を

みてからでも遅くない。

 

まだ読んでいない

本を読んでからでも、

 

まだ会っていない人に

出会ってからでも、

遅くはないのです。

 

 

ではまた。

 

【今回紹介した本はこちら】