148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【求めない良さを知ったら】いま、十分にしあわせな自分を認めてみよう

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 【人間は「求める」生きモノ?】

 

誤解しないでほしい。

 

「求めない」と言ったって、

どうしても人間は「求める存在」なんだ。

 

それはよく承知の上での

「求めない」なんだ。

 

(「求めない」より引用)

 

こんな文章から始まる

詩集があります。

 

先日

母と電話しました。

 

私「消費税もあがったし、

  あるもので暮らすのが

  一番の節約だね」

 

母「そうなんだけどね~。

  でも週に1回くらいは

  何か買いたくなっちゃうのよね」

 

そうなんです。

 

モノは足りているのに、

なぜか買いたくなってしまう。

 

「なにか」を求めてしまう。

 

そんな人間の性(さが)をわかった上で

「求めない」ことのよさを語っているのが、

 

加島祥造さんの詩集「求めない」です。

 

求めない (小学館文庫) [ 加島 祥造 ]

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【求めつづける人生は苦しい】

求めない

すると

いまじゅうぶんに持っていると気づく

 

求めない

すると

待つことを知るようになる

 

求めない

すると

現実がよく見えはじめる

 

(「求めない」より引用)

 

求めない、ということは同時に

いまあるものを

大切にして生きる

ということです。

 

「なんでもできる自分になりたい」

 

でも、

なんでもできる自分を求めるのは

本当にしあわせでしょうか。

 

そもそも、

完璧な人間は

ひとりもいません。

 

なんでもできる人間も

いないのです。

 

いない人間になろうと

がんばり続けるのは、

苦しい道です。

 

求めない

すると

君に求めているひとは去っていく

 

求めない

すると

君に求めないひとは

君とともにいる

 

(「求めない」より引用)

 

自分に求めるだけでなく、

他人に求めつづける人生も

苦しいものです。

 

「なんで〇〇してくれないの!」

「言わなくても察してよ!」

 

他人は変えられません。

 

他人は自分の心をわかってくれる

超能力者でもありません。

 

だから言葉を使って

伝え方を考えて、

話し合うことが必要なのです。

 

そのままのあなたを好きな人

なにもなくても

 

必ずあなたのそばにいてくれます

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【満ち足りている自分を、そっと認める】

「求めない」良さは

よくわかります。

 

けれど

著者自身も書かれているように、

人間は求める生きものです。

 

だから

「求めない」でいることは

実は無理をしている状態なのかも

しれません。

 

また

〇〇しない、と禁止するよう

自分に言い聞かせることは

実はかなり苦しいのです。

 

そこで

求めない、ではなく

 

「わたしは今、

十分にしあわせだ」

 

と唱えてみる。

 

〇〇しないで!と

自分を止めるのではなく、

 

すでに十分満ち足りている自分を、そっと認めてあげる。

 

その方が

ずっとラクに生きれます。

 

 

求めない良さを知ったら、

今度は

しあわせな自分を認めて、

 

あたたかくてラクな「これから」を

歩いてみませんか。

 

【今回紹介した本はこちら】

求めない (小学館文庫) [ 加島 祥造 ]