148センチの日常

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 【出会いは奇跡】たった1つの大好きなモノを大切にする毎日は、キラキラしている

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【小さな雑貨屋さん】

ずっと気になっていた

小さな雑貨屋さんがありました。

 

開店しているのは

週2日だけ。

 

ときには臨時で

おやすみしていることも

ありました。

 

小さなお店

初めてのお店に入るのは

ちょこっと勇気がいります。

 

「何か買わないと失礼かな」

「でも、とっても高かったら

どうしよう」

 

そんないらない心配が、

お店に入る足を

とめていました。

 

【サンキューセールは嬉し涙の閉店セール!?】

モヤモヤしたまま日々は過ぎ去り、

気がつけば冬もすぐ目の前になった

ある日。

 

お店の前に

「サンキューセール!

39パーセントオフ!」

の表示が・・・!!

 

「セールなら、

なにか買えるかもしれない」

 

そう思った私は、

ドキドキしながら

お店のドアをくぐったのです。

 

【出会いはいつも奇跡】

入ってすぐ、

棚に飾ってあった

お茶碗とお皿が

目に留まりました。

 

ちょっと小ぶりなそのお茶碗は、
持ってみるとちょうど
私の手になじみます。

 

陶器の手触り、
シンプルなデザイン・・・


一目惚れでした。

 

お茶碗は色違いもあり、
各色2個ずつ置いてありました。

 

そして、

お茶碗の上の棚にあったのが、

こちらのお皿です。

 

白地に

ボタニカルなグレーの模様が

素朴ながらとてもステキです。


こちらも一目惚れ

 

お皿は同じがらのものが3枚、

重ねてありました。

 

「お茶碗は2つ買って、夫と使おう。

お皿も3枚買って使いたい!」

 

そう思いました。


しかし、

そのときは手持ちのお金に

そこまでの余裕がありませんでした。

 

聞けば、

店主さんが産休にるため、

しばらくお店を閉めるので

売り切りセール中とのことでした。

 

「来週末に2日間、お店を開けて、

それでお店はおしまいなんです」


なんという、めでたいお話!

 

やっと入ったお店で

閉店は悲しかったですが、

 

むしろ再来週きていたら

お店自体がなくなっていたのです!

 

このタイミングで

お店にこれたことが

幸せでした。

 

そして、産休での閉店と聞いて、

新しい命の誕生に

気持ちもホクホクしてきました。

 

「来週、また、必ず来ます!」

 

店主さんにそう宣言して、

お店をあとにしました。

 

【そして・・・閉店の日】

 

おこずかいを持参し、
ドキドキしながら

2回目の入店。

 

でもお店にあったのは…
お茶碗1つ!
お皿も1枚!

でした。

 

「他のお皿たちは

売れてしまったんですよ~」

と店主さん。

 

いやいや、

店主さんは悪くありません。

 

なんとなく、

最終日までお茶碗もお皿も

そのままある気持ちでいた私が

甘かったのです。

 

欲しかった枚数分を買えず、
ガッカリしてしまった私。

 

しかし。

 

品薄になった店内を

ぐるっと見渡して、

ふと思いました。

 

「もしかしたら

このお茶碗もお皿も、

私がくる前に

売り切れてしまっていたかもしれない。」

 

「けれど、

お茶碗もお皿も1枚ずつ、

私が来るのを待っててくれたんだ、

きっと」

 

そう思ったとき、

ガッカリしていた気持ち

みるみるあったかい気持ちに

変わったのです。

 

【たった1つの大事なモノを大切に使う毎日は、とってもキラキラしている】

 

同じものを

いくつも持っていると、

気持ちは安心します。

 

「これが壊れても、

まだ次のがあるから」

 

でも、そう思った時点で

そのモノを好きな気持ちは

いくつもに分かれて

小さくなっているのです。

 

いくつもあるから大丈夫、

ではなくて

 

この1つを

大事に使っていこう。

 

同じものモノをいくつも持って

安心するより、

 

たった1つの大事なモノを

大切に使う毎日

キラキラしている。

 

私は

そんな日々を生きよう

思いました。

 

そして、

お茶碗とお皿を大事に持ちながら、

私は店主さんのところへ

歩き出しました。