148センチの日常

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【自分らしく働き生きるヒント2】働く自分にズレを感じる、生まれてきた意味がわからない。そんなときに読む“えほん”

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【自分らしく働く・生きる・考えるための2冊目は】

こんにちは、

こゆきうさぎです。

 

つぶやき記事もはさみつつ、

本の紹介記事では3回シリーズ

「自分らしく働く・生きる・考える」

ためのオススメ本3冊

紹介しています。

 

今回はその2冊目

 

 

こちらの本をご紹介します。

 

「自分らしく働く・生きる・考える」1冊目こちらの記事をどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

【哲学がおもしろくなかったのは、見方を知らなかったからだった!】

高校のときの倫理の授業が

あまりにもつまらなかったことから、

 

「哲学って

おもしろくないんだ・・・」

 

と、長年思いこんできました。

 

しかし近年、NHKEテレで放送された

「世界の哲学者に人生相談」

という番組が

 

「哲学はおもしろくない」

という思いこみを

吹き飛ばしてくれたのです。

 

「そうか!

いまの悩みにヒントをくれる哲学

なんだろう?って目で哲学をみると、

おもしろいのか!」

そうなんです。

 

ただ覚える知識としてみると

哲学はつまらない。

 

けれど哲学を

いま自分が抱えている悩み

解決するヒントとして活用すると

 

哲学のおもしろさに

気づけます。

 

哲学がおもしろくなかったのは

見ている角度がよくなかっただけで、

 

見方を変えたことで

ぐっと身近にきた哲学

おもしろさの宝庫でした。

 

【とは言うものの、哲学書のハードルは高すぎる】

しかし。

 

哲学をおもしろくみる視点を
Eテレ番組

「世界の哲学者に人生相談」から

学んだものの、

 

番組終了と同時にわたしは

哲学書難民になってしまいました。

 

なぜなら

哲学の本はやはり難解で、


哲学者の考えを

ズラズラ説明されてるものしか

出会えず、

 

まったく

おもしろくなかったからです。

 

子ども向けの哲学・思想の本も

図書館で探してはみましたが、

片手でたりるくらいしか

ありません。

 

(ちなみに

子ども向け

とってもオススメなのは

こちらの本です↓)

 

【偶然の出会い「哲学のえほん」】

そんな中、

 

いきつけではない図書館に

たまたま行ったとき

 

偶然出会ったのが

「哲学のえほん」でした。

 

 

表紙の絵をみたときの

脱力感・・・!


かたっくるしさゼロ!の雰囲気

プンプンします。

 

なかを開いてみると

 

「ナニコレ、

わかりやすい・・・」の

オンパレードです。

 

 

という、

どこかでうっすら聞いたことのある

哲学者たち。

 

そんな5人の哲学書たちの

うっすら聞いたことのある思想

大胆なたとえで教えてくれます。

 

【働いている自分に違和感しかないとき、マルクスくんがその理由を教えてくれる】

「どこが大胆なの??」というと、

 

「労働からの疎外」について

教えてくれるのは


バイトをしているマルクスくん

 

です。

 

バイトをしているマルクスくんは

レジ打ちもできます。

 

レジ打ちできる哲学者に会えるのは

世界ひろしと言えど、

「哲学のえほん」だけでしょう。

 

レジ打ちするマルクスくんに

会ってみたくなりませんか?

 

給料もらったよ。

 

(中略)

 

さ、これでやっと

好きなことができる

……

 

うん?

なんかヘンだな。

 

ボクははたらいているとき

ほんとの自分じゃないのかな。

 

(「哲学のえほん」マルクスくんの「労働からの疎外」より引用)

 

マルクスくんの

「労働からの疎外」は、

 

「なぜ働く自分にズレを感じるのか」

その正体を教えてくれます。

 

「働いている自分が好きなれない」

 

「働いている自分に違和感しかない」

 

そんなときは

バイト中のマルクスくん

悩み相談にのってもらいましょう。

 

【生きる意味なんてない?!サルトル氏の言いきりは逆に爽快】

「生まれてきた意味なんて

あるのかな・・・」

 

生きているとぶつかるこんな壁には

サルトル氏の「実存は本質に先立つ」

よく効きます。

 

神さまなんてどこにもいません。

 

じゃ、いったいどうしたら

いいのでしょう。

 

ワタシたちに生まれてきた意味は

ないのでしょうか。

 

そうなんです。

ワタシたちは

なんの意味もなく

生まれてきちゃったのです。

 

(続く)

 

(「哲学のえほん」サルトル氏の「実存は本質に先立つ」より引用)

 

サルトル氏は言いきります。

 

「うん、生まれてきた意味なんて

ナイヨ!」

 

この言いきりのよさ!

すごくスッキリしませんか?

 

生まれてきた意味なんてない。

 

生きることに絶望しているとき

ここまで言いきってもらえると、

逆に

ホームラン打ったときのような

すがすがしい気持ちなれますね。

 

生まれてきた意味なんて、ない。

 

そこから出発することで

みえてくる景色があります。

 

さてサルトル氏には

生まれてきた意味なんてない、の先

どんな景色が見えたのでしょうか・・・。

 

【おもしろくないのは、おもしろい角度から見方を知らないから】

「哲学なんてツマラナイ・・・」

 

そんな憂うつな気持ちで

日々教科書を開いているなら、

いっそ教科書を閉じましょう。

 

そして

本「哲学のえほん」と

番組「世界の哲学者に人生相談」から

哲学をながめてみてください。

 

おもしろくないのは

おもしろい見方を知らないからです。

 

哲学を真正面からみても

ハッキリ言って

おもしろくありません。

 

「哲学のえほん」と

「世界の哲学者に人生相談」は

哲学をナナメ45度から見るための

エッセンスを教えてくれます。

 

「哲学のえほん」は

えほんなので

あっという間に読み終えてしまいます。

 

5分あれば

読みきれます。

 

だからこそ、

しんどいときでも

読み返せる。

 

それが「哲学のえほん」です。

 

2006年出版のこの本。


今からでも

シリーズ化してくれないかなと、

ひそかに願っています。

 

ではまた次回。

 【今回紹介した本はこちら】 

 

 【もっと考えたいときの本】