148センチの日常

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【ネガティブな感じ方がなくならない】ネガティブな感じ方を治すためのスタートラインに立とう

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【まずは冒頭の項目をチェック】

はじめにー本書を読んでいただきたいのは、こんな方です

 

  • 自分は人間としてどこか欠けていると思う。

  • ほかの人は苦しいことにもしっかり耐えているのに、自分は弱い人間だと思う。

  • 自分は何をやってもうまくいかない。

  • 自分は何か、なすべき努力を怠っているような気がする。

  • 人が「本当の自分」を知ってしまったら、きっと嫌いになるだろう。

  • 「〇〇したい」と言うのは、わがままなことだと思う。

  • 自分が何かを言って波風を立てるくらいなら、我慢したほうがずっとましだ。

(以下略)

 

(「対人関係療法でなおす気分変調性障害」より引用)

 

これから紹介する本の冒頭部分を

まずは紹介しましたが、

読んでびっくりされたと思います。

 

「こんなにネガティブな人なんている?!」

とびっくりした方も

「なんだか自分にも当てはまる項目が多いな・・・」

と不安に思った方にも、

 

オススメの本がこちらです。

 

 【2つの「壁」を突破して、読み進めよう】

対人関係療法でなおす気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ [ 水島広子 ]

 

タイトルだけ見ると、

「この本を読んでいたら、自分がうつ病と思われないか・・・」

手に取るのをためらう方

いるかもしれません。

読み進められるかどうかの壁

タイトルだけでなく、

「はじめに」にもあります。

 

実は、

冒頭に挙げた感じ方はいずれも

「気分変調性障害」という「病気」の症状として現れてくるものであって、

 

治療可能であるということを

聞いたことがあるでしょうか?

 

(「対人関係療法でなおす気分変調性障害」より引用)

 

「自分のネガティブな感じ方を

病気のせいにしてしまっていいのか・・・」

 

と、

悩んでしまうために

読み進められなくなってしまうのです。

 

 

でもまずは

「私って気分変調性障害なの?」と悩む気持ちは、

トンと横に置いてしまいましょう。

 

そもそもこの本は

気分変調性障害の人しか読んではいけない!

・・・なんてことは全くありません。

 

「自分は気分変調性障害なのかな・・・」

 

と悩むのは、
読み終えたあとで全く問題ありません。

 

とにかく、

ネガティブな感じ方に困っている方はとりあえず

読み進めてしまっていいです。
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対人関係療法でなおす気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ [ 水島広子 ]

 

本書では

  • ネガティブな感じ方がなぜ起こるのか

 

  • 気分変調性障害として対応することで、何が起こるか

 

  • 実際にどう対応していくのか

 

ということを

対人関係療法という根拠のしっかりした療法をもとに著者がていねいに説明をしてくれています。

 

 

どうしてそういう対応が必要なのかを、

自分の置かれている状況をあげながら

具体的に解説されています。

 

なかには

「私も、この例に似た状況になったことがある・・・」

と思う症例が出てくるかもしれません。

 

自分が気分変調性障害かどうかは

とりあえず置いておいたとしても、

 

ピンときた症例の話は

かなり参考になります。

 

【ネガティブな人が身近にいて困っている人にも、オススメ】

また本書は

ネガティブな人が身近にいてどうしたらいいか困っている」方にも、

オススメです。

 

そもそも

なぜどうしたらいいか困っているのかというと、

ネガティブな感じ方ばかりにする理由が

わからないからです。

 

しかし本書を読めば

どうしてネガティブな感じ方をしてしまうのか、

その理由を知ることができます。

 

さらには

身近な人のどんな振る舞い

ネガティブな感じ方をする人をさらに苦しめてしまうのか、

 

ネガティブな感じ方をする相手に対して

自分は何ができるのか

知ることができます

 

ネガティブな考え方で苦しんでいる人は、

小手先だけの声かけよりも

本質的な支えを必要としています

 

身近にいるあなたが

あの人の支えになってくれたら、

こんなに心強い味方はいません。

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【ネガティブな感じ方を治すための、スタートラインに立てた】

本書には私の知らなかったことが

たくさん書かれていました。

 

なぜネガティブな感じ方をしてしまうのか、

その理由を教えてもらうことで、

 

不必要に自分を責めていたことに

気づけました。

 

私は特に、

  • 人が「本当の自分」を知ってしまったら、きっと嫌いになるだろう。
  • 自分が何かを言って波風を立てるくらいなら、我慢したほうがずっとましだ。
(「対人関係療法でなおす気分変調性障害」より引用)

という傾向が強く、

 

ダメな自分を見破られないように、

まわりの人が常に平穏でいられるように、

 

常に気を張って頑張りすぎていたことを

あらためて自覚しました。

 

本書の考え方を実践するには

時間はかかるでしょうが、

 

本書を読んだことで

ネガティブな感じ方を治していくための

スタートラインに立てました。

 

【今回紹介した本はこちら】

対人関係療法でなおす気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ [ 水島広子 ]