148センチの日常

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【うつ寛解と私2】心電図パニック?!よちよちクリニック看護師の日々

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148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

【看護師経験が何年あっても、職場が変われば戸惑うものです】

 

以前は病棟看護師を

10年超していました。 

 

うつになり

休職→退職→療養していたため、

ブランク期間は3年近くありました。

 

「病棟で10年も働いていたのだから

クリニックきても、動けるっしょ?」

 

と思われるかもしれませんが

正直、動けません…(苦笑)

 

 

【緊張のあまり、首と肩はこり、腰痛頻発】

 

採血ひとつとっても

物品やスピッツ

(採った採血を入れる容器)、

伝票のさばき方などなどの

ちょっとした違いで

容易につまずくからです。

 

研修期間中は特に

ド緊張で疲労困憊でした。

 

処置がないときは

椅子に座れるのですが、

 

立っていることも多く

ひとつひとつの処置にムダに緊張し、

首も肩もガッチガチにこりました。

 

腰痛にもなり、

帰宅後は倒れこむように仮眠の日々…

 

「働くって

こんなにエネルギー使うのか…」

 

今更ながらに驚きました。

 

【心電図パニック!】

 

中でも最初につまずいたのが

12誘導心電図でした。

 

胸と手足に端子をつけて

心臓の電気信号を読みとる

アレです。

 

実はわたし、

もともと12誘導心電図に

超・苦手意識がありまして、

 

さらに病棟で12誘導心電図を

撮る機会はほとんどなく、

 

病棟で心電図を撮るのは

だいたいが急変のときなので、

雰囲気にのまれまくっていました。

 

もともとがポンコツ看護師なので

経験年数が上がっても内実は

めちゃくちゃドキドキしていました。

 

クリニックでは

1回目の心電図撮影は見学し、

2回目はひとりでやらせてもらった

のですが、

 

あまりに緊張してしまい

なんと端子を貼る順番が

わからなくなってしまいました。

 

すぐに同僚の先輩を呼び

かわってもらいましたが、

患者さんもびっくりされたと

思います…(ゴメンナサイ)

 

 

【大事なのは必要のない思いこみを手放すこと。そして次どうするかを考えること。】

 

その日はかなり落ちこみましたが、

先輩から

 

「大丈夫大丈夫!

定期(撮影)の心電図なんだし、

患者さんも

具合悪いわけじゃないから、

ゆっくり端子を貼らせてもらえば

いいんだよ」

 

「端子の順番さえ間違わなければ、

教科書みたいにキッチリ貼ろう!

としなくてもいいんだよ!

大丈夫大丈夫!」

 

声をかけてもらったことで、

落ちつくことができました。

 

教科書通りに端子を貼ろうとして

1mmでも場所がズレたら

心電図の波形がしっかりでない!

と、勝手に思いこんでいたわたし

でしたが、

 

やっとその思いこみと

おさらばできました。

 

【3回目の心電図、ひとりでとれました】

 

そして迎えた3回目の心電図。

 

パニックになることもなく

無事ひとりで

撮ることができました。

 

こうやって

ひとつひとつできることが

増えていくと、それが小さな自信に

変わっていくのですね。

 

「こんなこともできないの?」

「看護師何年やってるの??」

 

そんなことを言う人は

このクリニックにはひとりもいません。

 

その人その人で

たどってきた道は違うし

やれることも違っていて当たり前、

という先輩たちなので

 

ポンコツ看護師でも

やってきけています。


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大事なのは

次にどうするか。

 

失敗したな、と思ったときほど

この言葉を思い出しています。

 

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  • 発売日: 2017年04月