148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【詩】まるいまるい影のない木

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「この木はね、

 かつて惑星だったんだ」

 

まるで満月のような

まるいまるい木を見上げながら

男はそう言った

 

浮かぶことができなくなった

その惑星は、

この星で木になった

 

どんなに明かりに照らされようと

影のないその1本の木は、

 

今日もしずかに

その地に根をはっている


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