【詩】まるいまるい影のない木
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「この木はね、
かつて惑星だったんだ」
まるで満月のような
まるいまるい木を見上げながら
男はそう言った
浮かぶことができなくなった
その惑星は、
この星で木になった
どんなに明かりに照らされようと
影のないその1本の木は、
今日もしずかに
その地に根をはっている
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「この木はね、
かつて惑星だったんだ」
まるで満月のような
まるいまるい木を見上げながら
男はそう言った
浮かぶことができなくなった
その惑星は、
この星で木になった
どんなに明かりに照らされようと
影のないその1本の木は、
今日もしずかに
その地に根をはっている