148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【実家を本気でかたづける】モノを片づけると人は変わる。母と私におこった変化

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【モノがあふれた家では、うつは悪化する】

実家は田舎の一軒家です。

 

「捨てるのはもったいない」

「それはとってあるんだ」

 

これが口ぐせの

モノが捨てられない親と祖母が

長年住んでいます。

 

 

おかげで

部屋数だけはたくさんあるのに

モノがあふれ、

 

「ここはゴミ捨て場か!?」

 

という部屋ばかりでした。

 

 

実はうつ発症間もないころ

実家に一時帰宅していたことがありました。

 

家事を親にお願いして

ラクなはずなのに、

 

いるのかゴミかもわからないようなモノが

たくさん目に入る環境で寝ていると

 

気持ちがどんどん、すさんでくるのです。

 

 

うつの回復どころか、

日が経つにつれて

どんよりした気持ちばかり増えていきました。

 

 

しかしその時の私は

うつの症状が一番ひどかった時期でした。

 

ゴミかどうかを分別するだけの思考力も

捨てる体力もなく、

結局実家はそのままに

自宅へ帰りました。

 

あれから1年。

 

うつの症状もある程度落ち着きました。

 

モノがあふれて窓までたどり着けない部屋

段ボールが何十個もつみあがった部屋

クローゼットを開けるとカビのにおいが漂う部屋

 

実家に帰るたびに

「こんな実家をなんとか変えたい!」

という思いが募っていきました。

 

そしてついに今年の春、

実家のかたづけを始めました。

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【実家かたづけのノウハウ満載!何度も折れそうな気持ちを支えてくれた本】

実家かたづけの味方は妹たちと

こちらの本でした。

 

 

 ミニマリストのやまぐちせいこさん

義父母の実家をかたづけた様子を

書かれた本です。

 

実践に基づいたやまぐちさんの考えや、

かたづけた方法、

どこで片づけにつまずき、

どう解決したかが

とてもわかりやすく書かれています。

 

何より衝撃を受けたのが

かたづける前の家の写真

です。

 

「こんなにすごい家がかたづくの!?」

 

というくらい、

モノにあふれた家の写真なのですが、

 

「あれ、これってうちの実家の写真かな」

 

と錯覚するくらい、

我が実家にそっくりでした。

 

そんなモノにあふれたやまぐちさんの実家が

かたづけを経て

暮らしやすい家に変わった写真を見ると

 

「私でも、実家をかたづけられるかもしれない」

 

と思えたのです。

 

ミニマリスト、親の家を片づける [ やまぐち せいこ ]

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 【まずは元子ども部屋からかたづけ】

やまぐちさんの著書を参考に、

「親のモノが少ない部屋から」

ということで、まずは

もと子ども部屋から

かたづけることにしました。

 

 

かたづけ始めて1日目は

両親も祖母も部屋をのぞきにきては

「それも捨てるんか」

「もったいない」

と何度も言いました。

 

そして

ゴミ袋の中をみて

「これはまだ使える!」

とモノを出していく始末でした。

 

 

心が折れそうでした。

 

 

多分、1人でかたづけていたら

心は折れていたでしょう。

 

でも私に味方がいました。

 

妹とお互いを励まし合い

ひたすら手を動かし

モノを捨てていきました。

 

夜は、やまぐちさんの著書を読み返しました。

 

巻頭の「かたづいた部屋」の写真をみて、

こういう部屋にするんだ!

何度も思いました。

 

「持たない暮らしは親世代にこそ有効」

 

メリット1 安全、健康に暮らせる

メリット2 万が一の介護や病気にすぐ対応できる

メリット3 家事がラクになる

 

(「ミニマリスト、親の家を片づける [ やまぐち せいこ ]

目次より引用)

 

今はいろいろ言われても

絶対親にもメリットはある。

 

親にも

モノが少ない生活がどんなにラク

知ってほしい。

 

そう念じながらかたづけました。

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【かたづけ3日目。母、変わる。】

もと子ども部屋のかたづけは

3日かかりました。

 

段ボール

古紙は

束ねる余裕がなく、積みあがっていました。

 

それがいつのまにか、

母の手によって束ねられいたのです。

 

今回親の家を片づけてわかったこと。

 

それは、汚い部屋には、必ず、

汚い部屋になった理由があるということです。

 

モノが捨てられない親にも、捨てられない事情がある。

そんなとき「人」のほうを無理に変えようとしても、

絶対にうまくいきません。

 

まずは一緒に「モノ」を捨てる、

一緒に「部屋」を片づける。

 

それだけで、少しずつ親との関係が変わっていくのです。

 

(「ミニマリスト、親の家を片づける [ やまぐち せいこ ]」より引用)

 

 母は結婚してからも仕事を続けていました。

 

さらに「嫁」である母はきっと

「捨てたくても捨てられない立場」

だったのでしょう。

 

仕事も忙しく、

日々時間におわれ

かたづける暇もありません。

 

私もうつになる前は同じでした。

 

毎日時間に追われ

仕事と家事・育児をこなすのに

精一杯でした。

 

母も私も

ようやく「時間」ができ

モノと向き合える時間ができたのです。

 

もと子ども部屋のかたづけを終え、

私も妹も

へとへとでした。

 

でも物がなくなかった床をみながら

 

「かたづけして、よかったな」

 

と、心の底から思いました。

 

【今回紹介した本はこちら】

ミニマリスト、親の家を片づける [ やまぐち せいこ ]

 

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