【うつ症状と私2】テレビが見れない、ラジオが聞けない！落ち込みイライラする日々
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【ラジオの音が「雑音」に】
もともと、
地元のFM局の番組が
大好きでした。
運転中や家に居るときは、
テレビよりラジオを
つけていました。
ラジオを聞くと
「家に居ながら、出かけている気分」
になれます。
家事をしながら
いろんな曲が聞け、
ゲストやレポーターの
トークを楽しみながら
過ごせます。
地元のお店やイベント情報も
手に入るので、
「あ、そんなお店があるんだ」
「そのイベント、
休みの日だし行けそう」
と、
出かけるきっかけにもなります。
でも、
うつになったことで
ラジオが聞けなく
なってしまいました。
ラジオの音は
聞こえています。
でも
聞こえてくる音は「雑音」で、
意味をもった情報として
理解できないのです。
それは
「わからない言語を
ずっと聞かされる」のと
同じです。
うるさくてうるさくて、
聞きたくない。
ラジオは、
つけることができませんでした。
【夕方のテレビ地獄】
昼間は
子どもと夫ともにいないので、
テレビもラジオも
オフにできます。
しかし、
こどもたちが帰ってきてからが
地獄の始まりです。
子どもだちが録画していた
アニメやバラエティを
次々と見始めるからです。
音を小さくすると
「お母さん、音が聞こえないよ！」と
こどもたちが騒ぎ、
さらに音を大きくしてしまいます。
耳栓をしても
それだけ大きく音をしていれば
完全に音を遮断できません。
さらにテレビは
音が聞こえるだけでなく、
「映像」もあります。
こども番組の映像は
比較的大丈夫でしたが、
バラエティやドラマとなると、
突然「悲惨なシーン」に
なることもあり、
それを見るだけで
落ち込みやいらいらが
強くなります。
違う部屋に逃げて
耳をふさいだり、
布団をかぶって
ただ時間が過ぎるのをまつ、
そんな日々でした。
【テレビが見れない、ラジオが聞けないのは「うつの症状」】
私たちの脳の中では普段、
「神経伝達物質」
というものが
神経の細胞から細胞へ
情報を伝えています。
この「神経伝達物質」の種類に、
「セロトニン」
「ノルアドレナリン」
があります。
これらは
「気分」
「意欲」
「記憶」
などの情報を伝えてくれる
大事な「神経伝達物質」です。
しかしうつ病になると、
うつ病では、何らかの原因で
神経の細胞と細胞の間にある
量が減って、
情報がうまく伝わらない
(こころの陽だまり｜うつ病の情報・サポートサイトより引用)
状態になります。
つまり、うつ病になると
脳の中の
「神経伝達物質」のやりとりが
うまくいかない
のです。
だから聞き取った音を
「脳が、意味のある情報として
キャッチできない」
そのため
テレビやラジオの音が
「雑音」に
感じてしまうのです。
「テレビ見たくない！」
「ラジオうるさい！」は
うつ症状の1つなんだと
知ったことで、
「私自身がおかしくなったんじゃ
ないんだ・・・」
「これは、
うつの症状の１つなんだ・・・」
と、
ほっとしました。
【聞けるテレビ・ラジオ番組】
発症から１年が経った今、
テレビもラジオも
見聞きできる番組ができました。
「見れるテレビ番組」
- 自分で選んで録画した番組
- NHKの番組
「見れないテレビ番組」
- ワイドショー
- 討論番組
- ニュース
- 一部のバラエティ
- 出演者が身体的に痛いめにあう映像があるもの
人と人が争って
やりとりがケンカのように
聞こえたり、
悲しいニュースは
まだ見られません。
「聞けるラジオ番組」
- 好きなアーティストが自分の好きなことを話す番組
「聞けないラジオ番組」
- 情報番組
情報を聞いてもまだ、
今の流れから取り残されたような
気がしてしまい、
悲しくなるため聞いていません。
嬉しかったのは、
大好きなアーティストの
ラジオ番組が聞けるように
なったことです。
好きなアーティストの番組は
「雑談ラジオ」なので、
気負わずに楽しく
聞くことができます。
【生きるのに必要な情報は、多くない】
ラジオやテレビをつけなくても、
意外と困ることはありません。
何より思ったのは、
生きていくために必要な情報は、
そんなに多くない
ということです。
天気予報は
スマホや新聞でさっと
わかります。
大きなニュースは
新聞の１面の見出しをみるだけで
だいたいわかります。
それもつらかったら、
見なくてもいいんです。
見なくても、
今日１日を生きることは
できます。
つらい時は
休んでいいんです。
テレビとラジオを消して
今日も１日
ゆっくり過ごしてみませんか。
ではまた。
