148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【うつをラクにする本4】まわりが作り上げた自分へのイメージに、自分をあてはめない

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【友人と会った時の話】

先日

数年ぶりに看護師の友人Aに

会いました。

 

Aは病院で働いていて、

異動も何度か経験しています。

 

今の部署に異動してから

数年が経つそうですが、

 

いまだに

職場の仕事内容があわない

感じており、

 

職場の人間関係にも

悩んでいました。

 

さらにAの旦那さん

仕事関係の資格試験のために

短期出張が多く、

 

Aは働きながら

ほぼ一人で家事育児を

こなしています。

 

Aはこう言います。

 

旦那には旦那の人生があるし、

私には私の人生があるからさ。

 

旦那が勉強したいって言ってて、

その機会がきたのに、

 

それを私がとめるのもなあ・・・

と思ってね

 

でも仕事もつらくてさ、

楽しくないんだよね

 

こどもも小さいし、

お金もいるし、

旦那も私が仕事辞めるのは

反対していてね。

 

もうちょっと

今の部署でがんばろうかなと

思ってはいるんだけど・・・」

 

 

旦那さんや

こどものことを優先するあまり、

 

自分のつらさをおしこめて

必死にたえている、

 

そんなAの姿に、

せつなくなりました。

 

【求められるイメージにこたえすぎていると、自分を見失う】

思えばわたしも今まで、

わたしに求められている役割に

無理やり自分を

当てはめようとしてきました。

 

看護師として

バリバリ働くわたし。

 

母親として

恥ずかしくないよう生きるわたし。

 

その枠からはみ出さないよう

自分を演じ、

 

常に

「他人の目から見た自分」を

気にして生きてきました。

 

「真面目に」

「いい子に」

見えるように生きてきすぎて、

 

結局は

ほんとうの自分を

閉じ込めてきたわけです。

 

 

求められるイメージに

こたえすぎていると、

自分を見失います。

 

「やっぱりイメージ通りだね」

とまわりの人も思い込んでしまうことで、

固定観念が生まれ、

その役割を演じることを

暗黙のうちに要求され続けます。

 

そのうち

演じていた自分が

本当の自分のような気がしてきて、

 

その役割のまま生きていくよう、

自己暗示をかけてしまうのです。

 

【イメージに自分をあてはめなくていい。大事なのは自分らしく生きること】

 

 看護師の友人Aに会ったころ、

こちらの本に出会いました。

 

歌人・鈴掛真さんが

ゲイについての疑問を

自らの経験をふまえつつ

質問にこたえてくれる本です。

 

この本のなかに、

こんな文がありました。

 

大切なのは、

 

「ゲイっぽい」

「ゲイっぽくない」

 

そんなイメージに左右されず、

自分らしく生きていくことなんじゃないかな。

 

(「ゲイだけど質問ある?」より引用)

 

 

 

これは「」の中に

いろいろな固定観念

あてはめることができます。

 

「看護師っぽい」

「看護師っぽくない」

 

「母親っぽい」

「母親っぽくない」

 

「真面目っぽい」

「真面目っぽくない」

 

 

そんな二択のイメージに

自分をあてはめなくてもいい

 

人は誰でも

自分の人生を生きていいんだ。

 

私もそうだし、

あなたもそうなんだよ。

 

そんな鈴掛さんからの

メッセージで、

 

わたしの心は

ラクになりました。

 

【自分の人生は自分のもの】

「旦那には旦那の人生があるし、

私には私の人生がある」

 

看護師の友人Aは

そう言いました。

 

でもそのときの友人Aの姿は

「旦那の人生のために、

自分はつらくても我慢する」

ようにしか見えませんでした。

 

旦那さんが

旦那さんの人生を生きているなら、

 

友人Aにも

友人Aの人生を生きてほしいと

思いました。

 

私は友人Aに、こう伝えました。

  • 自分を閉じ込めすぎないでほしい
  • どうせ大変な思いをするなら「大変で苦しい」より「大変だけど楽しい」自分らしい人生を送ろう

 

ちゃんと伝わったかは

わかりませんが、

 

友人Aの人生が

少しでも明るい方向に向かってくれれば・・・

と思います。

 

【今回紹介した本はこちら】

ゲイだけど質問ある? [ 鈴掛 真 ]