148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【息子の思春期】こどもの気持ちがわからない時、オススメの1冊

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【思春期対応、どうしたらいい?】

わが家の小5の息子

思春期に片足をつっこんでいます。

 

「お母さん、いちいちうるさい!」

 

・・・なーんて、

毎日聞くセリフですが、

 

まだ無視せずに

怒鳴り返してくるだけ

マシなのかもしれません。

 

前回の記事で紹介したこの本は

実は

「思春期の息子」に悩む母に

息子の気持ちを教えてくれる

でもあります。

 

↓前回の記事はこちらをどうぞ

148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

シングルマザーのテルマ

12歳の息子ルイと2人暮らしです。

 

「仕事」と「子育て」を生きがいにしてきたテルマですが、

そんな彼女の目の前で

息子ルイが交通事故にあい、

昏睡状態になってしまいます。

 

しかしそんな時、

ルイの部屋で見つけた1冊の

「ぼくの不思議の手帳」が、

テルマとルイ、

そしてまわりの人生をも変えていく・・・。

 

そんなお話です。

 

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 【自分がキライなものを好きな人だって、いる】

息子の大好きなものをきっぱりと拒絶すること、

それってわたしが思春期だったころに

母に絶望させられたのと

同じことじゃないの?

 

(「ルーム・オブ・ワンダー 」より引用)

 

息子の好きなものを

挙げることができますか?

 

そしてそれをひとまず

拒絶せずに受け入れることが

できていますか?

 

私は正直、

できていません。

 

 

わが家の息子が今好きなものは

  • switchゲーム「マインクラフト」
  • けん玉
  • 絵を描くこと

です。

 

そのうち私が拒絶していたのは

「ゲーム」

です。

 

そもそも私はゲームに良い印象を持っていません。

 

ゲームは目が悪くなる、

夢中になりすぎて他のことをしなくなる。

 

そんなイメージが先行していて、

息子がゲームをやり始めても

早く辞めてほしいと思っていました。

 

私自身がゲームに全く興味がないため、

ゲームを知ろうとさえ思いませんでした。

 

結局、口を開けば

 

「いつゲーム終わるの!?」

「宿題はどうするの!?」

 

など、

口やかましい母親そのものでした。

 

そりゃ

「お母さん、いちいちうるさい!」

と怒鳴り返してくるわけです。

 

でもルールを守ってやる分には

ゲームは悪いことではない

のです。

 

特に息子が夢中になっている「マインクラフト」は

物を作るゲームです。

 

そのため

作りたいものをイメージしたり

まわりのモノを観察したり、

関連本を読むようになったり

 

実はプラスの面も起きていました。

 

結局は

私がゲームを好きじゃないために、

ゲームをする息子を受け入れていなかったのです。

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【好きなものを否定されたら、誰だって悲しい】

私が好きなモノを

息子も好きだとは限りません。

 

親子といえど

違う人間ですから、

好き嫌いが完全に一致することはありえないのです。

 

ルールを守らずゲームをし続けることはよくないですが、

だからといって

息子がゲームを好きだという気持ちまで

ダメなわけではありません。

 

誰だって

自分の好きなモノを否定されたら

悲しくなる。

 

こどもだって

同じです。

 

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【自分に関心を持ち続けてほしいという、こどもの思い】

もちろん、ママにはがんばって生きてほしいと思っているし、

また世間のひとたちと折り合いがつくようになってほしいけど、

そのことでぼくにたいする関心が低くなるようなことに

なってはほしくない。

 

ぼくはママにまた会いたい。

この腕で抱きしめたい。

たった一度でいい、それができたら本望だ。

ありがとうって言いたいだけ。

愛してるって言いたい。

世界一の母親だと言ってやりたい。

 

一回だけでいいから。

 

 (「ルーム・オブ・ワンダー 」より引用)

 

 昏睡状態のルイが抱く、

テルマへの思いは

とても切ないです。

 

どんなに

「お母さんなんてキライ!」

と言っていても、

 

息子の心の奥底には

「自分に関心を持っていてほしい」

という思いが常にある。

 

そしてそれは

おとなになっても変わらない。

 

そんなこと思ってないよ、

と言う人もいるでしょう。

 

でもそれは

意識していないだけです。

 

無意識の中では

「自分に関心を持っていてほしい」と

親に対して常に願い続けています。

 

 だから、

親の言葉はとてつもなく大きな力をもってしまうし、

大きな喜びをもたらすこともあれば、

呪いのようにしみついてしまうこともあるのです。

 

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【親の気持ち、子の気持ち】

  • こどもの好きなものをまず受け入れる
  • こどもは常に親に対して「関心をもっていてほしい」と願っている

 

大切だとわかっているけど忘れがちなこと

本は「大事だぞ!忘れんなよ!」

教えてくれます。

 

この根本を忘れず持っていれば、

息子から「くそばばあ!」と言われても

「これは自分にもっと関心をもってと言ってるんだ」と

変換できる・・・かもしれません。

 

もし根本を忘れそうになっても、

大丈夫。

 

この本をまた開けば

いつでも「ルイ」と「テルマ」が

教えてくれますから。

 

【今回紹介した本はこちら】

ルーム・オブ・ワンダー [ ジュリアン・サンドレル ]