148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【小さくたくさんつまずく大切さ】つまずいたらラッキーなんだと、ようやく気づいた

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【つまずかない人は、一人もいない】

つまずきたくない。

失敗したくない。

 

そう思う人はたくさんいると思います。

 

しかし

失敗のない人生を送れる人は

一人もいません

 

失敗しない道ばかり選んでいると

挫折したときの精神ダメージは

とても大きくなります。

 

その結果、

立ち直るのために

多くの時間が必要になるのです。

 

【失敗しない道を選びすぎた私】

私は今まで

「真面目に」「いい子に」

見えるよう、

生きてきたことを書きました。

 

それと同時に

なるべく「失敗しない」道を選んで

生きてきました。

 

なぜなら

「失敗するのが恥ずかしかった」

からです。

148cmnonitijyo.hateblo.jp

 

 私が看護師になったのは

「なりたいものがなかった」からです。

 

看護師なら何とか就職でき、

親に頼らず一人で暮らしていける

思いました。

 

下にきょうだいもいたので、

私が進学就職につまずくと

大変なことになります。

 

つまり、

進学就職もなるべく失敗しない道を

選んできたのです。

 

さいわい、

病院は転職したものの、

足かけ10年以上、

看護師として働くことができました。

 

看護師という仕事は

「自分のミスが患者さんの命を左右しかねない

というプレッシャーが

常にあります。

 

この重圧が

「失敗しないように生きる」

という道を、

さらに加速させました。

 

毎日毎日がつらく、

生きづらかったです。

 

自分のためでなく

親や夫、こどものために

働いているんだという気持ちも

とても強かったです。

 

 

【「私には何にもないんですね」】

そんな毎日を10年以上続けた末、

私はうつになりました。

 

こどもの頃から

マジメに生きすぎたので、

マジメ歴は30年以上になります。

 

そんな私を変えるためには、

うつという大きな出来事が

必要だったんだと思います。

 

大卒だって無職になる "はたらく"につまずく若者たち【電子書籍】[ 工藤 啓 ]

この本は

NPO法人「育て上げ」ネット理事長の

工藤啓さんが書かれたものです。

 

支援の中で出会った

現代の若者たちの様子が、

小説のように

つづられています。

 

「働きたいけど働けない」背景は

本当に人それぞれで

同じものはありません。

 

ニートになった理由すら

「わからない」ことも多いと

この本を読んで知りました。

 

 

若者の中の一人、

B子さんは有名女子大4年生です。

 

B子さんはおとなしい性格で、

飲み会でもほとんど相づちを

打っているタイプです。

 

そんなB子さんが

言った言葉です。

「やりたいこともないし、

履歴書に書くようなこともない。

 

私には何もないんですよね」

 

(「大卒だって無職になる」より引用)

 

この時のB子さんは

何社かの会社に落ち、

就職活動を休んでいる状態でした。

 

私はB子さんの言葉に、

思わず「同じです!」と

声をあげたくなりました。

 

私も

看護師になる道を選んでいなかったら、「やりたいことが何もなく」

就職できなかったと思うのです。

 

その後B子さんは

似た境遇にあった人の事例を聞き、

悩みをふっきって

動き出すことができました。

 

【「退職が人生初の挫折」だったI君】

失敗するのがこわかったI君は、

始業2時間前に出社して

準備を万端にしていました。

 

しかしそんな働き方がもとで

I君は心身ともに追いつめられ

退職。

 

人生初の挫折は退職だった。

 

一度も失敗したことがないという

I君のこと

 

(「大卒だって無職になる」より引用)

 

I君の姿は、

まるでわたし自身の姿を

みているようでした。

 

私も失敗を恐れすぎるあまり

常に全力すぎて

力を抜いてもいい所が

まったくわかりませんでした。

 

【小さくたくさんつまずくことで、自分がわかる】

B子さんやI君の話を読むと

失敗しない道を選ぶのではなく、

 

「小さくたくさんつまずくことが

大切だ」

 

とわかります。

 

失敗をして

それを乗り越えることで、

心も少しずつ成長していくこと、

 

いろんな壁があって

壁を乗り越える方法や道が

たくさんあることも、

わかってきます。

 

自分の得手不得手を知ることで

自分がやりたいこと、

好きなことも見えてきます

 

私がブログを始めたのは、

やりたいと思ったからです。

 

読書も楽しくて

続けています。

 

他にも始めたことは

いくつかありますが、

続かなかったものあります。

 

でもそれでいいんだと思います。

 

頭で考えるより

まず行動が大事なんだ。

 

今になって

ようやく知りました。

 

失敗も挫折も、

たくさんのことを教えてくれるんだ。

 

うつになってようやく、 

「つまずくことはラッキーなんだ」

そう気づけました。

 

【今回紹介した本はこちら】