148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【歴史を学ぶのがしんどいとき】歴史を学ぶのはなんのため?それは世界の裏側にいる人と、つながるためだった!

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今日のイチオシ!の1冊は、

 

そっと大地に耳をあてて、

世界の裏がわに生きる人の声が

聴きたくなる本

 

です。

 

 

 

【歴史をつまらないからおもしろいに変えるには】

「歴史なんて、つまらないし

なんの役にも立たない」

 

学校にいるとき、

わたしはそう思っていました。

 

それは

学校で習った世界史がまだ、

ただの知識だったからです。

 

でも

歴史上に記された出来事は、

そこに住む人々にとっては

現実に起こったことです。

 

旅をして
そこに住む人たちに会い、

まちを眺め

暮らしを知るなかで、

 

学んだ歴史は

つかめる現実になります。

 

歴史を学ぶのは

テストでいい点を取るため

じゃなく、
人々とつながるためなんだ。

 

とるに足らない小さな出来事

今日になり、

昨日になり、

明日へとつながっていくんだ。

 

そんな風に実感できたとしたら、

歴史がつまらないと感じる自分を

変えることができます。

 

そのきっかけを与えてくれるかもしれない

旅エッセイ本がこちらです。

 

 【ここにいる自分と、見えない場所で生きるひとがつながる】

膨大な記憶の海の中に、

いつの間にか沈んで

忘れられていくような

ひと時の出来事。

 

けれど、

その小さなストーリーの数々を

思い起こし、

話を紡ぐと、

 

それが私にとっての

色彩豊かな旅の絵となった

 

(「泣きたくなる旅の日は、世界が美しい」より引用)

 

こちらは

旅作家の小林希さんによる

旅エッセイ本です。

 

ここに書かれているのは

大きな旅先での事件ではなく、


訪れた先にいる人々の

日常です。

 

自分がいまいる場所と

地球のどこかの場所は、


まったく違う異世界

思えるけれど、

 

たしかに

ここにいる自分と

つながっています。

 

 

自分の目の前には

その人は見えないけれど、

 

自分がいま立っている

この土の裏がわには、

たくさんの人がいて、

生きている。

 

この本を読むと、

聴こえないはずの

地球の裏がわに住む人たちの姿が

見えてくるのです。

 

【ひとときを切り取った写真は儚く、美しい】

1つ1つのエッセイには

泣きたくなるくらい美しい写真

おさめられています。

 

著者の小林希さん自身が

カメラをかまえ、

日常を切り取った写真たちは


美しく、

ときににこやかで、

残酷です。

 

だからこそ、

どの写真も心に残りました。

 

いまいる場所を飛び出したいとき、

旅したくなったときに、

 

でもどうしても

旅ができないならば、

 

本と一緒に旅をするという方法が

あります。

 

世界の裏側に生きる人さえも、

自分と実はつながっていて、

世界地図や歴史は

つながるために必要なものなんだ。

 

この本を読んで、

そんな風に感じられたらきっと、

歴史を学ぶしんどさが

すこし軽くなると思います。

 

【今回紹介した本はこちら】