148センチの日常

ちょっとラクに日々生きる!うつになったから思うこと、大好きな本や暮らしの出来事をつづるブログ

【うつ回復期と私10】調子が悪くなるきっかけは“怒り”

スポンサーリンク

こんにちは、

こゆきうさぎです。

 

意外に思われるかもしれませんが、

回復期のわたしの場合

うつ状態になってしまうときは

“怒り”がきっかけです。

 

 


f:id:koyukiusagi:20200828075439j:image

 

【“怒り”が止まらないときがある】

睡眠薬も終了し、

定期的に内服しているのは

維持量の抗うつ剤のみ、

 

というのが

現在のわたしの内服状況。

 

今では

頓用の抗不安薬を飲むことは

まれなのですが、

 

「飲もうかどうしようか…」と

迷うときが、ときどき訪れます。

 

さて、

抗不安薬を飲もうかどうしようかと

悩むときとは

いったいどんな状態のときだと

思われますか?

 

 

ひどく落ちこんだり

自分を責めたり

涙が止まらないくらいしんどい

 

つまり抑うつ状態が

とても強いとき、

 

そんな風に思われるでしょうか。

 

わたしの場合で言えば、

こたえは“ノー”です。

 

【止まらない“怒り”のきっかけは】

いまのわたしは抑うつ状態よりも

“止まらないイライラ”

数日続く“怒り”の方が

暮らしに支障が出てきています。

 

どんなことが“怒り”や“イライラ”の

きっかけになるのかというと、

 

ざっくり言ってしまえば

夫婦間のちょっとしたすれ違い、

子育ての中で起こるいざこざ、

です。

 

おそらく他人から見ると

「えっ!そんなことで?!」

「どっちもどっちじゃない??」

「それ、子育て(夫婦)あるあるだねー」

というような事かもしれません。

 

しかし

わたしの“怒り”の蓋を開けるのは

いつだってそんな

“些細な事柄”ばかりです。

 

そしてこの“怒りの蓋”

開けるのはカンタンですが

閉じるのは本当に大変です。

 

抗不安薬を飲むか飲まないかの葛藤】

もちろん、

抗不安薬を飲まなくても

自然に怒りの蓋を

閉じられるときもあります。

 

でも

空間的・時間的に

“完全にひとり”になれないときは

なかなか蓋を閉じれません。

 

怒りの強さに波はあるものの、

ボーダーライン以下に

気持ちがもどらないのです。

 

仮に

ひとりの時間と空間があっても

毎回自然に戻る、と

言いきれるわけでもありません。

 

「そんな悩まないで、

“怒り”でしんどいならば

抗不安薬を飲もうよ」

 

かつてのブログ記事で

自分自身でもそんな記事を

書きました。

 

しかし

抗うつ剤の減量も視野に入ってきた

回復期の中盤では、

 

抗不安薬を飲むこと

=まだうつは良くなっていない

 

という思いが

否が応でも強くなります。

 

「わたしのうつは良くなっている」

 

抗不安薬を飲まなくても、

“怒り”を自然に沈められるくらい

良くなっている」

 

そういう気持ちが

抗不安薬を飲むことを

躊躇させます。

 

現に、

抗不安薬を飲まなくても

“怒り”が静まった経験もあるので、

よけい迷います。

 

・・・結構、

厄介ですよね。

 

【正直、めんどくさいヤツだよね】

他人からみても

こんなヤツめんどくさいですよね。

 

「ウジウジ悩むくらいなら

抗不安薬飲めーーーー!!!」

 

と、

見ている人の方が

怒り出しそうです。

 

海のように広い心の人でなければ

こんなウジウジしたヤツを

黙って見守るなんていう芸当は

なかなかできるものではありません。

 

うつ病という共通点があったとしても

抱く思いは人それぞれですので、

 

「回復期のうつ病の人で、“怒り”でどうしようもないとき、まわりの人はこうするのが正解!」

 

なんていうマニュアルも

ありません。

 

当人にとっても

まわりの人にとっても

なかなかに、きびしい世界です。

 

【“怒り”転じて“抑うつ状態”になったときが危ない】

かと言って

“止まらない怒り”が

本当に行き過ぎると、

抑うつ状態へ転じます。

 

ほどほどに

心身のエネルギーがあるからこそ

怒るわけですが、

 

心身エネルギーがある状態で

抑うつ状態へ転じたとき、

 

そのときこそが危ない、

ということだけは

お知らせしておきます。

 

【あくまでも、わたしの場合】

ちなみにわたしの場合、

“怒り”を抱いているときは

ほどほどに放っておかれます。

 

放ってはおかれますが

ほどほどに見守られもします。

 

“怒り”を止めようとか

そういうことではなく、

 

“怒り”を発散してるな、

生きてるな、

というところを

黙ってそっと見守られます。

 

横になって

しくしくしているときは

抑うつ状態と怒りの境目を

いったりきたりしている状態で、

 

わたしの場合、まだ大丈夫です。

生きています。

(今までのところ)

 

ただ、

泣き叫びがひどくなり

【眠らなくなったら】

自力でなんとかできるラインを

大幅に超えています。

 

アウトです。

 

また、回復期になると

ほとんど落ちこみはなくなりますし

暮らしに支障をきたすほどの症状は

滅多にありません。

 

見た目には本当に

「治った」ように見えます。

 

でもそれは、

抑うつ状態になっても

表面的には装えるくらい

エネルギーがあるから、

かもしれません。

 

見た目では全然わからないところで

抑うつ状態になっていたり

止まらないイライラ・怒りが

当人のなかに怒っていたりします。

 

そんなわけでうつ回復期は

結構“なかなかな時期”なのです。

 

ではまた。